自遊学校

   
歩けばギシギシ鳴る廊下。
すきま風が入る木の窓。高い天井。7教室の木造校舎。
かつては生徒が100人いたこともあるという。しかし
急激な経済成長の波が押し寄せる。都会へと
20代の若者は出ていき、児童数は減少。廃校となる。
そのままほとんど使われることなく20年。僻地の
漁村は、すっかり過疎になった。古びて
使い道のない廃校を、村の人たちは
貸すことにした。こうして海辺の廃校は
「自遊学校」という名の宿屋になった。


(C) 自遊学校 Jiyuu gakko