自遊通信 No.81(2022 春)

発 行 自遊学校 文/河原木憲彦 絵/野口ちとせ



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自遊学校と併行して運営している大阪のギャラリー+1artでは、この1~2月に井上明彦展を開催した。このときはギャラリー内だけでなく自遊学校にも作品を置いてライブカメラを設置し、500km離れた+1artのモニターで、そのリアルタイム映像が見られるようにした。

大阪に居て自遊学校をいつでもリアルタイムで見ることができる時代になったんだなあ、と、まず感慨ひとしお。使っているライブカメラは3000円ぐらいのものだが、性能は悪くない。音声も聞こえる。映像の角度は変えられないが、設置して2か月経った現在も24時間ライブ映像を送ってきている。

ネットで検索すると、リアルタイムの映像配信は世界中で行われている。日本とは地球の裏側になるブエノスアイレスの生映像も見れちゃうi もちろん、限られた場所しか見ることはできないが、世界が繋がっていると実感できる。

ライブカメラは宇宙にもある。NASA 国際宇宙ステーション(ISS)の ライブカメラはリアルタイムの地球の映像を配信している。そのうち太陽系外の惑星の生映像が見られるようになるかもしれない。 とりあえず楽しみなのは、自遊学校の周囲を囲んでいる12本の桜の花が満開になるとき。でもカメラは桜の方じゃなくて校舎の方を向いているから、見えるのは落花の舞いだけになるかも。

 遠からず見えぬ桜は散りぬるを





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ふたしかな屋根 INOUE Akihiko